どんな
「お墨付き」のeラーニング動画で優れた看護技術を共有
大阪府立大学 看護システム先端技術研究所 様
大阪府立大学 人間社会システム科学研究科 教授看護システム先端技術研究所 所長/博士(工学)、
看護師、保健師 真嶋由貴恵 様

看護医療の領域では、動画による技術の学習がとても効果的です。
大阪府立大学人間社会システム科学研究科の真嶋由貴恵教授は、以前からITを活用した看護技術教育について研究してきました。
導入された「viaPlatz」によってどのようなことが可能になったか、日本の看護領域の未来についてもお話しいただきました。

誰もが映像を撮れる時代だから必要な「査映システム」

真嶋 由貴恵 様
先生はこれまでも看護教育において様々な試みをされてきましたね。

看護の現場で働いているとき、コンピュータを活用すれば看護や教育がもっとよくなるのではないかと思い、この方面の研究を始めました。そして、動画教材を使って具体的な看護技術を学習できるような教育支援システムをいくつか開発してきました。特に2005年に看護学部で実施した、文部科学省の現代的ニーズ取り組み支援プログラムでは、看護の模擬事例を設定した教育支援プログラム(通称:CanGo※)を運用しました。これにより、正しい手順の動画を実際に撮影して、仮想的な臨床学習ができるようになりました。実際に受け持ち患者さんで実習するような感覚です。まだ世の中にeラーニングがあまりない時代でした。マルチメディア端末でも見られるようにして、実習先の病院へも携帯できるようにしました。

「viaPlatz」は今どのように活用なさっているんですか。

ビデオなどの機材が進歩して、臨床でも看護手順を動画で撮影して各種動画配信サービスなどにアップできるようになりました。その中から本当に優れた動画を探し出すのは大変です。そこで、それぞれの動画が正しい手順か、その中のコツは何かなどを言語化し、共有するためのツールとして使用しています。viaPlatz上でコメントするのですが、スタッフが書き込みできる機能がとても便利です。校正するような感覚で、「髪の毛がちょっと出ている」とか「手袋をする手順が違う」とか書き込んでもらいます。スマートフォンでも見られるので、学習する方も時間や場所の制約がなくなりました。

実際のviaPlatzの画面 コメントの書き込み機能で意見を共有できます

潜在看護師の職場復帰を後押しするツール

自らの看護師体験がviaPlatzによる
eラーニングに結び付いています
看護師不足が言われていますが、潜在看護師の掘り起こしもなさっていますね。

2008年、大阪府と協力して潜在看護師向けの教材をつくりました。職場復帰したいと思っている人への、eラーニングによる再教育ツールです。看護師を募集している病院側が研修を行うときに活用し、復帰を希望する潜在看護師の学習用にと案内していました。viaPlatzでは、ただ動画を見るだけではなくコメントも書き込めるので、最新の看護技術がわからなくても質問ができ、復職への背中を押してあげることができると思います。1950年代にコンピュータが現れ、その後CAI(Comp uter Assisted Instruction)の時代が続きました。今SNSが出てきて、IoTやAIの時代となり、viaPlatzがどんなeラーニングになっていくのかなと期待しています。

看護師と病院のマッチングにも効果が期待できそうです。

これまでの研究で作成した看護技術映像のコンテンツが貯まってきましたので、様々なところに利用できないかと考えています。さっきもお話ししたように潜在看護師の掘り起こしなどは必要ですね。でもご本人たちが手を挙げない限り、それは顕在化しません。インターネットの時代になり、いつでもどこでもわかりやすいコンテンツを見られるようになっています。それを広めていくために、講演などお話しする機会はできるだけ受けるようにしています。あと、同じ志を持つメンバーも増やさなければなりません。退職された看護師さんの活用も考えています。一生働くことは生きがいにつながり、自分自身では認知症の予防にもなると思っています。

イノベーターを生み出すための力になってくれたら

日本の優れた看護技術の輸出に
viaPlatzのシステムが役立つと真嶋教授
これからに向けてのビジョンをお聞かせください。

eラーニングで学べる看護技術動画を、もっと広い層の人たちに見てもらいたいです。viaPlatzは優れたシステムなので、他でも使う機会があればいいですね。医療職以外の方でも、よい映像を見て、そこから学ぶことは多いと思います。閉じた病院の中だけでなく、患者さんにもわかりやすい教材を提供する。そしてその延長線上でアイデアが生まれ、いろいろなイノベーターが生まれてくれることを期待しています。そのためには、もう少し開かれたシステムになればと思います。IDやパスワードなどでセキュリティを守りつつ動画を見てもらえるようなことを、ぜひNTTテクノクロスさんに実現してほしいです。

わかりました、実現に向けて頑張ります。

それから、日本の優れた看護技術・方法を輸出することも考えています。viaPlatzはそのインフラになるのではないでしょうか。そうすると、世界中でよいケアを受けられる患者さんが増えると思います。逆に世界からよいケアを輸入すれば、そこに新しいビジネスチャンスが生まれるかもしれません。そんな活動を続けて、広げていきたいと思います。私の研究室の学生たちも、そんな気持ちを持って日々課題に取り組んでいます。

※CanGoは公立大学法人大阪府立大学の登録商標です。

viaPlatz導入でこう変わった!
  • 病院と大学側の看護技術動画のセレクトが簡単に
  • 場所や時間にとらわれず実践的な教育が可能になった
  • 近い将来のビジネスモデル構築に期待が生まれた
※インタビューは2018年3月に実施したものです
大阪府立大学 看護システム先端技術研究所
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